プラハから高速バスに揺られること2時間の距離にあるチェスキークルムロフ。世界一美しい町として有名で、是非訪れたかった町である。
海外初の高速バス。事前にネットで予約していたので、予約済のスマホ画面を乗務員に見せればすんなり乗車できた。ここまで驚くほどのノーハプニングである。バス内ではコーヒーを出しくれるサービスから映画まで一人ずつ座席にあり快適(なはず)。勿論日本語の映画はないので車窓の外を眺めつづけた。
バスの車窓から
チェコ郊外は一面の大平原である。この大平原を撮影するためだけにもう一度チェコを訪れたいと思えるほど(というか是非訪れたい)。土地の狭い日本とは大違いで、菜の花の黄色の絨毯が遙か見渡す限り広がっているが、写真は全然撮れなかった。
よく映画でみるような郊外の景色
ホテルへ
チェスキーについたらまずは宿まで。石畳のおかげで、キャリーケースがまったく動かず、延々持ちながら移動したため、汗だくになってしまった。ここで小ハプニングが。私が泊まるホテルは建物は間違いなくあるのにフロントがどこを探してもないのだ。1Fがレストランだったので、ホテルのフロントはどこかと尋ねると、2軒ほど隣の建物だと。なぜ。。重いキャリーケースを再び抱えながらフロントに無事たどり着くと、気さくなお姉さんが笑顔で受付してくれた。無事鍵を受け取り、最初の建物に帰ってくると親子連れの白人が10分前の私同様右往左往している。やはり私だけではなかったのだ。勿論得意気に教えてあげた。
下が泊まったホテルの写真。右側の赤屋根の建物である。チェスキークルムロフの建物ははりぼてが多いのが特徴。レンガや大理石を使用しているのではなく、壁に絵を描いている。これは当時の財政難によるものらしい。宿泊部屋は1泊9千円朝食付きとは思えないほどの立派なものであった。
いざチェスキーの街並み
日が落ちてくると町はダンジョンと化す。
晩ご飯はお肉と黒ビール(何の肉かわすれた)のボヘミア料理。ボヘミア料理という言葉だけでじゅるりとくる。黒ビールは今までのビール至上で最高に旨かった。
早朝のチェスキークルムロフ
早朝のチェスキーの町並みは今回の旅行でもっとも見たかった景色の一つである。駆け足で撮影ポイントに向かうとなんと鍵がかかっていて入れない。やむなしで近くで撮影していると誰が開けたのかいつのまにか扉が開いてはいれるようになっていた。
刻々と移り変わる町並みの表情は実に美しい。
24時間もいなかったが、チェスキークルムロフは本当に美しい場所だった。
次は雪のチェスキーを撮影してみたい。
もう1泊したい気持ちを抑えて一旦プラハに戻り、次の国、スロベニアへ出発する。
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