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執筆者の写真Admin

久々に天草を巡ってみる




3年間住んでいた天草を2年弱ぶりに再訪。

ほんとうはもっとはやく記事化する予定だったのだが、気づけば数ヶ月前のお話。

天草に住んでいた頃は、夕陽、天の川、といったように撮影対象がある程度決まっていて、目的の撮影対象に一目散というスタイルだったが、最近は適当にぶらぶらしながらぱしゃぱしゃ撮っているので撮影も新鮮なものだった。

今回は全て富士フィルムのX-E2と標準ズームレンズ18-55mmで撮影している。(X-Pro2はお留守番)


﨑津集落

早朝は迷うことなく﨑津にいく。私が全世界で最も好きな場所といっても過言ではない。

以前はほとんどいなかったカメラマンがちらほら。けあらし(ほけぶり)も最高に立ちのぼっている。これぞ﨑津である。






集落に溶け込むように佇む﨑津教会がたまらない。この日はミサがあっており、一般人はこの早朝は中にははいることができなかった。ちなみにこの教会の中は畳敷きである。


周辺を散策。路地の奥には漁村が見え隠れ。



奥にけあらしが立ち昇っているのがわかる。




奥に見えるのは﨑津諏訪神社の鳥居。この地では、キリスト教、神道、仏教の三宗教がうまく融合して時を重ねてきたそうだ。それが評価され、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として2018年に世界文化遺産に登録されている。



きんつ市場

きんつ市場は﨑津教会から歩いて5分程のところにある。今回個人的に最も最高だった場所だ。天草に住んでいたころには撮影したことがない場所である。今回たまたま足を伸ばしてみると、けあらしと市場と釣り人の雰囲気が素晴らしく、はああ・・・となってしまった。

やはり私は自然と人の営みが融合している景色に激しく心を動かされるようだ。








大江教会

﨑津から車で約10分の距離にある大江。入り江に佇む﨑津教会とは異なり、この大江教会は丘の上にある。

こういう斜め後ろアングルは当時の私では撮れなかっただろう。

大江教会から見る村落。遠くに海も見える。


旧道と新道が隣あわせにあるのも天草ではよく見ることのできる景色だ。



今富集落

今富を訪れるのは実はこれが初めて。かつては海の幸が獲れる﨑津と山の幸が獲れる今富で物々交換をしていたらしい。ゆったりとした時が流れていく。



魚貫の小漁村

魚貫と書いて「おにき」と読む。車で走りながらたまたま魚貫の漁港を見つけたため寄ってみたのだが、大変私好みなところであった。ここは是非また再訪して撮影したい。

この時間になってくると日が高くなり、これまでデイタイムを撮影してこなかった私にとってはレタッチが激ムズすぎて、安定しない。今後の課題である。








茂串海水浴場

九州屈指の透明度を誇ることで有名な海水浴場。写真にもあるとおり、NHK大河ドラマ「武蔵」で小次郎との決闘シーンはここで撮影された。もう15年以上昔のお話だ。

海の蒼さはさすがとしかいいようがない。



昼食は牛深の魚正で

昼食は牛深の魚正(うおまさ)でいただく。以前に一度訪れたことがあり、漁村のお昼にはもってこいだ。古き良き昭和を感じることができる。

私が食べたのはたしか刺身定食でお値段1200円くらいであった(正確には覚えていない。)やっぱり天草の魚は旨い。








「ゆ楽園」の温泉でのんびり

ご飯を食べるとゆーたりしたくなってきたので、温泉「ゆ楽園」に行く。天草下島では個人的には一番好きな温泉だ。蛇口をひねるだけでトロトロの温泉がでてくる。お湯が大変やわらかく、ここでしか味わえないものだ。



温泉からあがれば畳のうえでのんびり。地元民がくつろいでいる。


苓北へ

ゆ楽園で一休憩したら苓北に向かう。「福田さん家のオリーブ園」はとても明るい家族が経営しているお店で、前から一度訪れてみたかったところだ。天草のオリーブ茶やパスタ、パールオリーブを購入できる。



富岡城

天草の端にあるお城。下から見るだけでも立派である。位置を変えて色々撮影。



富岡城からの眺め。苓北は本当に不思議な地形をしている。




最後はふらっと富岡海水浴場へ

写真奥の「羽」の間に人がはいってとるとインスタ映えらしい。



スナップ的な撮影スタイルは1年ほど前にフィンランドに行った時にはじめたもので、帰国後コロナウィルスが流行したため、活動できていなかった。今回国内では初めてこのスタイルでがっつり撮影したが、私には結構あっているかもしれない。

天草は3年住んでいたがまだまだ全然撮り足りない。

また来るよ、天草。






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