小城へ
雪景色を撮影するため、ちょっと寄り道するだけのつもりだった小城市。だが、この破壊力が凄まじかった。
とりあえず小高い所から平野を撮ろうということで坂道を登ったがチェーンあっても怖すぎて断念。午前中雪溶ける溶けるとかいってたのに猛烈に吹雪いて、溶けるどころか更に積もっている。
ということでまずは天山酒造を目指す。
天山酒造
1875年(明治8年)創業の天山酒造。佐賀は九州では珍しく、焼酎より圧倒的に日本酒の地域。佐賀の居酒屋に入ればその種類の多さに驚く。そして、これがまた料理とよく合うのだ。
祇園川の側に構え、四方を山に囲まれた天山酒造周辺は一面の銀世界で、まさに言葉を失う景色であった。
この風景見ているだけで日本酒飲みたくなってくる。
天山神社
天山酒造のすぐ真向かいにあるのが天山神社。
天山神社横の小径。歩くだけで楽しい。
天山神社境内はゆうに10cmは超えるであろう積雪である。祐徳稲荷とはまた違った趣がありこういうのも好み。
まるで雪に埋もれているようだ。
須賀神社
佐賀市から向かって、天山酒造に行く途中にある須賀神社。ちらっと寄ってさくっと撮影。さすがに上の門は閉まっている様子。
円通寺
須賀神社で観光案内板を発見し、山辺の道(中世の千葉氏と近世の鍋島氏を結ぶ歴史の道です、らしい)なるものがあるらしいということを知る。山辺の道には、円通寺、光勝寺、星巌寺の3つの寺社があるということだったので、行ってみることにした。
光勝寺
聞いたことのないお寺であったが、これが素晴らしすぎた。今回の旅のベストスポットに押せる。
入り口がこの美しさなのだから、もう登った先の寺社内部がどうなっているのかというわくわく感しかない。
遂に寺社内部へ。
これは圧巻すぎる。
私好みの被写体まで。ほんとにここは佐賀ですか。
星巌寺
境内には入れなかったが、境内前にて約200体の五百羅漢がお出迎え。感動しすぎて、涙がでそうに。新緑の五百羅漢も撮りにこようと決意した。
雪がすごすぎて羅漢が埋もれている。
朝の時点では行く想定にすら入っていなかった小城市であったが、まだまだ知られていない隠れ名所が沢山あるのではと感じてしまう。これまで小城といわれても撮影スポットは一カ所も思いつかなかったが(失礼)、今回の雪で小城の魅力を少しではあるが知ることはできた。小城市、恐るべし。